お前、タヌキにならねーか？ネタバレありの感想と見どころ

マンガ感想・レビュー

2023.01.262023.02.25

おつかれさまです。あまたろうです。

今回は奈川トモ先生の「お前、タヌキにならねーか？」をご紹介します。

タイトルをみて思わず手に取ってしまった作品です。

読んで心が癒されるハートフルな作品なので心が疲れている人ほど読んでほしいマンガです。

この記事の内容

あらすじ

ある日の踏切のできごと。うつろな目をした若い女性(野々原)が暗い表情で立ち尽くしている。

遮断機を超えて電車に身を投げようとした野々原に一匹のタヌキが話しかけた。

「人間やめるならタヌキにならねぇか？」

タヌキがしゃべった。あっけにとられていると野々原自身がタヌキになっていた。

話すタヌキ(こがね丸)に変化の術をかけられていたのだ。

タヌキになって山を散策していくうちに野々原はいつの間にか忘れていた感覚を思いだしていく。

「死ぬのが怖い」自分の本当の気持ちに気が付くと人間の姿にもどっていた。

他にも、家庭に居場所がない男、傲慢で自分勝手なホスト、いじめっ子といじめられっ子が

タヌキになることで生まれ変わっていくそんな物語。

お前、タヌキにならねーか？ 1巻

人間をタヌキに変える術を使うしゃべるタヌキ。

人間をタヌキにスカウトするべく活動中。

仕事に追い詰められたOL。踏切に身を投げようとしているところをこがね丸にスカウトされる。

疲れている人ほど読んでほしい心がラクになるストーリーです。

まずはじめに言いたいことは、「全部ハッピーエンドだから安心して読んでほしい！！」ということ。

このマンガは悩みや問題を抱えている人たちがタヌキになったりタヌキと関わり心が救われていく物語です。

はじめは登場人物たちの境遇に痛いほど共感して正直落ち込んでしまうかもしれません。

人間の時には見えてこなかった選択肢や可能性がタヌキになることによって見えてくる。

辛かったら逃げてもいいんだ、我慢しなくてもいいんだとタヌキ達が教えてくれます。

自分にはいざとなったら逃げられる場所はあるかな？

自分をさらけ出せる場所はあるかな？

ふと立ち止まって考えて見るのもいいですね。

お前、タヌキにならねーか？１巻

シリアスな内容ですがタヌキのちょっとマヌケな憎めない仕草で中和されています。

犬でもネコでもないタヌキ。しかもデフォルメされていないタヌキ。

マンガでは珍しいのではないでしょうか？でも愛嬌があってカワイイんですよね。

お前、タヌキにならねーか？１巻

作者の奈川トモ先生が小学生の時にタヌキを保護した経験をもとに描かれた作品なんだそうですよ。

こがね丸の他にも個性的なタヌキたちが登場するのでぜひ見てみてください。